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2023年02月16日

涙のあとには・・・。

今日は北風も和らぎ、日差しの温もりを感じられる1日となりましたね。
最近園庭では子ども達が教師の手を引き、「一緒に遊ぼうよ!」と誘ってくれています。
私達教師は、園庭の監督場所が決まっているため、なるべく子ども達同士で遊びを展開できるように、「いっぱいお友達を集めておいでよ!」と声をかけ、友達の輪が広がるように促す心がけをしています。


さて、チャイムが鳴る少し前のこと。男の子が「もうお家に帰りたいの」と涙を流していました。きっと自分の中で納得のいかないことがあったのでしょうね。靴を履くことも嫌がっていましたが、チャイムが鳴ると自分で靴を履き始めました。ここで教師が履かせてあげることは簡単ですが、それではその子のためにはならないですよね。自分の力で履こうとするその気持ちを大切にすることが教師の役割です。
その後は立ち上がることができず、しばらく抱っこでしたが、年長組の整列をみて刺激を受けたようで、自分の列に並びにいきましたよ。年長組の子ども達も年少組が見ていると気合いが入るようで、ピシッと手を伸ばして前へ倣えをしていました。お互いに良い刺激を与え合える関係性は素敵ですね。
体操が始まるとニコニコ笑顔。一緒にジャンプをしたり、腕を動かしたりして楽しんでいました。

もちろん寂しくなったり、うまくいかないことがあったりして涙を流すこともありますが、幼稚園にいる間ずっと涙を流す子はおらず、ちょっとしたきっかけから気持ちが安定して楽しく過ごす事ができるようになります。私達教師は、そのきっかけを作る手伝いができるように、声をかけていますよ!

(宍戸)