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2022年03月11日

ありがとうの気持ち♡

朝から春の訪れを感じる温かさとなりましたね。年長組の子ども達は幼稚園で過ごす最後の1日です。

みんな思い思いに、自分の好きな遊びを満喫していましたよ。中には、学年の垣根を越えて、年少・年中児と関わる姿も・・・!

たくさん遊んでもらえて、きっと嬉しかったことでしょう。思い出に残る、素敵な園庭遊びとなりました♪

 

午後には「卒園生を送る会」が行われました。年少・年中組が年長組に向けて、言葉や歌、制作物などのプレゼントをし、年長組もそれに応えるように言葉をかけてくれましたよ。

背中にプレゼントするお花を隠し、ドキドキ顔の子ども達。順番を待っている間には「みんな、年長組のお友達に何を伝えたいか考えておいてね」と声をかけています。ただプレゼントを渡すだけでなく、これまでの感謝の気持ちや、思い出話などを言葉にして伝えられると素敵ですよね。

渡した後には、「可愛いお花をありがとう!」、「みんなだけで作ったの?」と、会話も弾んでいましたよ♪

目を見てプレゼントを渡し、会話をする様子を見ると、お互いに心を通わせる素敵な時間になったのではないかと思います。

最後には年少・年中組が花道を作り、年長組をお見送りしていました。

年長組もいよいよお別れということを実感したのか、涙を流しながら花道を通る子もいましたよ。きっと子ども達なりに卒園することに関して、色々な想いが込み上げてきているのではないでしょうか。私達教師も寂しい顔はしていられません!最後まで笑顔で、小学校へ向けて期待を持って卒園できるように声をかけていますよ。

玄関に戻ってからも、最後まで手を振る姿には、寂しさよりも感謝の笑顔が溢れていました。

そして、本日3月11日で、東日本大震災から11年が経ちましたね。

卒園生を送る会の最後には、全員で黙祷をしました。

また、年少組でも、東日本大震災のことについて話をしていますよ。

今、こうして健康で、何不自由なく過ごしている毎日は、当たり前ではないということ。毎日が特別で、毎日が感謝すべき日なのです。私達教師は、そんな日々の当たり前にありがたみを感じてもられるように、東日本大震災について、子ども達に伝えています。

だからといって悲しい気持ちで終えるのではなく、みんなが毎日笑顔で過ごすことが、誰かの「ありがとう」に繋がるということを知ってくれる機会になってほしいと思っています。

 

いよいよ明後日13日は卒園式となります。

子ども達が笑顔で、楽しかった思い出とともに小学校へ羽ばたいていけるように、私達教師も準備を進めてまいります。

(宍戸)