学校法人伸びる会学園RECRUIT SITE NOBIRUKAI

明日は、みんなが待ちに待った展覧会です☆
子どもたちは、１学期から展覧会にむけてたくさんの作品を作ってきました。頑張って作った作品を、お友だちやお客様に見てもらう事を楽しみにしています。
今年の展覧会のテーマは「へんてこなもり」です。作品作りに取り組む前に、子どもたちに読んだ紙芝居があるんです。先生達が内容を考えて、絵を描いて作った紙芝居の内容を紹介したいと思います。

「僕はのびくん、僕が好きなのは、大きな木や、お花、虫がたくさんいる所。だけどね、僕が住んでいる所は、ビルがたっくさんあって、コンクリートばっかりで・・・がっかりだよ。

この前誰かに、へんてこな森があるって聞いたんだけど、へんてこな森ってどんな所なんだろう・・・。

僕、へんてこな森を探しに行こう！」

へんてこな森を探すことにした、のびくんが、トコトコ歩いていくと・・・。

 

木で休んでいる小鳥さんに会いました。

「こんにちは、僕へんてこな森を探しているんだけど、小鳥さん、どこにあるか知ってる？」

「どこにあるかは知らないけれど・・・。何でも好きな物がなる、へんてこな木があるって聞いたよ！」

「へぇ～変なの！でも、おもしろそうだなぁ。小鳥さん、ありがとう。僕探してみるよ。」

小鳥さんの話を聞いて、ワクワクしながら歩いていくと・・・。

 

「こんにちは。僕、へんてこな森を探しているんだけど、ヘビさん、どこにあるか知ってる？」

「どこにあるかは知らないけれど、へんてこな動物がいるらしいぜ！なんでも耳がウサギで鼻がブタ、身体はクマの変なやつもいるって聞いたぜ・・・？」

「えぇ～何それ！それはへんてこだぁ！僕会ってみたいな・・・。ヘビさん、ありがとう。僕探してみるよ！」

ヘビさんの話を聞いて、ドキドキしながら、のびくんが歩いていくと・・・。

   

不思議な猫さんに会いました。

「こんにちは、僕へんてこな森を探しているんだけど、猫さんはどこにあるか知ってる？」

「君、へんてこな森を探しているのかい？あ～ダメダメ！そんな格好じゃへんてこな森へは行かれないよ。」

「えっ、どうして？」

「だって、へんてこな森へ行くには、へんてこにならなくっちゃいけないんだもの！君は普通の男の子。それじゃあ、へんてこな森の入り口だって見つからないよ。」

「えっ、猫さんは行ったことあるの？」

「あぁ、あるとも。随分と昔の事だが・・・。楽しかったなぁ。」

「ねぇねぇ！どうやってへんてこになったか教えてよ。」

「そりゃ、自分で考えるんだな！」

そう言って、猫さんは行ってしまいました。

 

どうしても、へんてこな森へ行きたいのびくんは、どうしたらへんてこになれるのか考えました。

「うぅ～ん・・・どうやったらへんてこになれるんだろう。僕へんてこな森へ行きたい！

・・・・・・そっかぁ！！僕へんてこな動物になればいいんだ！」

そこでのびくんはお家へ帰り、何やら探しています。

 

下駄箱から、長靴を取り出して・・・

「これで耳のできあがり！どうかな？うさぎさんみたいになったかなぁ♪」

そして今度は何やらマスクを取り出し何か描いています。

 

「よぉ～し！これで鼻のできあがり！どうかなぁ・・・、ブタさんみたいになったかなぁ♪」

そしてそのまま外へ出て行くと、落ち葉を拾って・・・

 

ペタペタペタ・・・

「うん、身体はクマ～！これで耳はウサギ、鼻はブタ、身体はクマのへんてこに変身できたかなぁ♪」

へんてこに変身したのびくん、ワクワクしながら歩いていくと・・・

 

何やら前から逆さまの看板が見えてきました。

「あれ、なんだかへんてこな看板が見えてきたぞ！なになに？《へんてこな森へようこそ、階段をのぼると入り口》？やったぁ、へんてこな森にたどりついたぞ！」

のびくんはやっとへんてこな森へたどり着いたのです！ドキドキ、ワクワクしながらドアを開けると、そこに待っていたへんてこな森は・・・

 

紙芝居はここで終わっています。子どもたちが考えた「へんてこな森」は幼稚園の中に広がっています。紙芝居に出て来た「何でもなる木」や「へんてこ動物」が幼稚園でみなさんをお待ちしています。子どもたちの自由な想像力が形になっていて、とても面白いですよ☆ ぜひ、みなさんでご観覧ください。

（昆野）