NOBIRUKAI

ノビブロ

2023年02月23日

詩にのせて・・・♪

2月23日は天皇誕生日。このような記念日に、伸びる会幼稚園の学芸会「詩」が幕を開けました。今年は新型コロナウイルスによる規模縮小も少しずつ緩和され、たくさんの方にご来場いただくことができ、私達教師も嬉しく思っております。
どの学年の子ども達も、集合時は少しドキドキした様子が見られましたよ。しかし、衣装を身に着けると表情も一変。ぐっと力が入り、やる気満々で舞台に向かっていく姿は輝いていました。

最初はみんなで大きく身体を動かしたり、物語を聞いたりと、“皆でやってみよう”から始まった学芸会への取り組み。

徐々に、指先まで意識をして綺麗にゆっくり下ろしたり、登場人物の心情を読み取り、自分だったらどう表現するのか考えながら言葉で伝えたりと、ひたすら遊び込みをして、あの舞台に立ちました。本番までには、どうすれば相手に伝わるのだろう、どうすればみんなの動きが1つに揃うのだろうと、様々な葛藤もあったことでしょう。そのような試行錯誤があったからこそ、子ども達が大きな舞台の上でも、最後まで自信を持って自分達の表現ができたのだと思います。


みんな楽しそうに参加していましたね。そこが1番大切なのです。ちょっと失敗したって、場所がずれていたって、楽しむ気持ちがあれば、それが子ども達のこれからに繋がると思います。
年長組のある男の子は自分の演技が終わった後、「先生が喜んでくれて、僕も嬉しいよ、ああ楽しかった!」と笑顔で戻ってきました。誰かの喜びが自分の喜びになることも、この学芸会を通して感じることができたのではないでしょうか。

演技を見せることだけが学芸会ではありません。子ども達の心に湧き上がる、「やってみたい!」が引き出される時間になりましたね。
ぜひ、ご家庭ではこれまでの過程をたくさん聞いてあげてください。そして、素敵だと思ったところを全部伝えてあげてくださいね。それが、子ども達の達成感に繋がります。
1年間を締めくくる表現活動の集大成。たくさんの喜びや感動を与えてくれた子ども達にあっぱれです!

(宍戸)