2017年03月16日
あすは、ひのきに!
昨日の卒園式をもって、平成28年度が修了した幼稚園は、子ども達も荷物を持って帰っているため、いつにも増して寂しさを感じます。子ども達の声で溢れる日は、もう少し先です。
卒園式の会場にはお花が飾ってあります。
花の後ろには、翌檜(あすなろ)も一緒に活けてありますが、この翌檜は年長組の雪の箱根で、箱根寮にある翌檜の木から園長先生が切って下さったものです。
雪の箱根の朝、ラジオ体操を終えると、園長先生が
「翌檜は檜に似ている。檜は、家具になる等立派な木だ。その檜のように立派になりたい、明日は檜に!と思っているから、漢字で書くと翌(あすは)檜(ひのき)で翌檜というんだ。みんなも立派な人をみたら、こうなりたいと思って成長し、立派な人になるんだよ」と、話して下さいました。
卒園を控えた最後の箱根で、年長児へ向けて園長先生が話をして下さり、その翌檜を入れているのです。
この話は、よく園主もして下さっていました。
卒園生達は翌檜に気付きましたか?
きっとこれから様々なことを経験し、たくさんの人と出会うでしょう。
みんなの中の樹は、まだ芽が出たばかりです。
これから切磋琢磨しながら、立派な樹へと成長を遂げることを願っています☆
(宮川)