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伸びる会幼稚園で起こった楽しい出来事、うれしい出来事、子どもたちの成長過程をレポートいたします。

2008年10月18日

箱根レポート 2日目 登山編

さあ、準備万端で明星ヶ岳へ向かいます。
トイレに行って、帽子と水筒を持ったらバスに乗って登山口へ。

数年前までは、登山口までも徒歩で行っていたのですが、最近はバスを使うようになりました。幼児の体力低下は特に都会っ子には顕著なようです。足腰を丈夫にさせるためには、普段から歩くことを意識的にさせる必要がありますよ。身体の土台は足腰です。大地にしっかりと足を踏ん張って、風に吹かれても力強く歩いていける子どもに育てたいですね。

登山ルートは当然舗装されているわけではありませんし、手すりがあるわけでもありません。比較的平坦なところはピクニックの歌を口ずさんでも歩いていけるのですが、子ども達が全身を使って這い上がっていくかのような場所もあり、なかなか大変な道のりです。

081017_tozan1.jpg登山の前から、「すごく大変だよ~、みんな登れるかな?」と言ってきたので、ある程度は心構えができていたと思いますが、「登れるよ!」と答えていた元気は、後半になると「頂上まだ~?あと何分?」と減退気味...。

081017_tozan2.jpg恐らく、多くの在園児家庭では、まだこれほどの登山経験をさせていないと思います。「まだ5歳だから登るのは無理でしょう」と考えられるのかもしれません。しかし、子ども達は毎年全員が登りきるのですから、大したものだと思いませんか?

確かに、途中でくじけそうになって弱音を吐く子もいるのですが、「・・くん、がんばって!」、「もう少しだよ!」と、先生や友達みんなで励まし合って登っていきます。もしかしたら独りでは登りきることが難しいかもしれませんし、お父さん・お母さんが一緒だと甘えてしまうかもしれません。大変な道のりでも仲間がいることは大きな力になります。

いよいよ子ども達が山頂にたどり着きました。
大文字焼きが行われる「大」の字の所です。
みんなの第一声は...

「ぅわーっ!」

081017_tozan3.jpg子ども達は大興奮で歓喜の声が響きます!

「見て、見て!あれ富士山でしょう!?」


081017_tozan5.jpgこれまでの道のりは、ずっと木や草に覆われた山道だったので、山頂で初めて視界の開ける場所に出ました。それはまるで、長いトンネルをくぐり抜けた先でようやく巡り会った絶景です。雪はありませんでしたが...(^^;)

子ども達の見た景色はコチラです↓

081017_keshiki3b.jpg

右手に富士山、左手には大涌谷と強羅、眼下には宮城野の町を見渡すことができます。
「やっほ~!」と叫ぶ声がそこら中から聞こえます。

富士山があまりにもキレイに見えたので、少しアップで一枚↓

081017_keshiki1b.jpg
運動会直後の箱根はスケジュール的にも厳しいものでしたが、「困難を乗り越えた先の達成感と感動をみんなで共有する」ということが、運動会に続いて紅葉の箱根でも、身をもって体現できたのではないかと思います。

キーワードは「感動」。
人は感動体験から多くのことを学びます。
感動するときに、人は素直になれます。
何かを達成したり、成功したりした際の強烈な感動は、これから遭遇するであろう困難とも対峙できる自信となるでしょう。

「大変だったけど、あきらめないで良かった。」
「最後までがんばって登れて嬉しかった。」
「超気持ちいい~!」

子ども達がこの様に感じてくれることが私達の喜びです。

そして、運動会前後はほとんど休む間もなく、十分に疲れがとれないまま今回の箱根にのぞんだにもかかわらず、「子ども達にとっては一生に一度の体験だから素晴らしいものにしたい」と、いつも以上にがんばって、疲れを見せることなくニコニコ奔走してくれた先生方に感謝です。みんな最高でした!

ありがとう!
(千葉)
 

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